碧色の旗を掲げ

節操無しのレビューブログ。映画、小説、マンガ、ドラマ、イベント、とにかくマイペースに誉めたり誉めなかったりいろいろ書きたい。

劇場版「岩合光昭の世界ネコ歩き あるがままに、水と大地のネコ家族」

NHKBSプレミアムの人気ドキュメンタリー番組「岩合光昭の世界ネコ歩き」の

劇場版、4年越しの2作目です。コロナ禍に悩まされながらの公開からそろそろ

1ヶ月近く経ちますが、幸いまだ行ける範囲の映画館で上映されていたので意を

決し鑑賞してまいりました…学割料金で。映画館で映画を観るのは昨年1月以来

でした。映画ドロボウが屋外をダッシュしてました…お元気そうで何よりです。

 


『劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き あるがままに、水と大地のネコ家族』特報60秒

 

劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き

あるがままに、水と大地のネコ家族

2021年公開   上映時間:98分   配給:ユナイテッド・シネマ

監督・撮影:岩合光昭   音楽:髙野正樹   ナレーション:中村倫也

主演:岩合光昭  ネコのみなさん

 

 

 ↓岩合光昭氏の初映画監督作品はこちら

blueflag01.hateblo.jp

 

かなりざっくりとしたあらすじと感想

 

北海道の牧場。数世代で共同保育する母子ネコとオスネコたち。

ミャンマー・インレー湖のほとり、湖上の村の漁師家族と暮らすネコ親子。

 

※※※

 

オープニングの「映画が始まった」感が本当に素晴らしかった。

 

何の音だろ? → 蒸気?え、機関車?ここは駅なの? → …こういうことか…!!

そして見渡す限りの澄んだ湖、小舟に乗ったネコの目線。

 

…この高揚感がクライマックスだったと言えます。良くも悪くも「世界ネコ歩き」

ですからね。血湧き肉躍る高揚も涙が溢れて止まらない悲しみも…全く無くは無い

けれど…強烈な感情を強制されません。ただ静かにあるがままに、ネコ家族と人の

生活に寄り添えばいいのです。癒されて、まったりして、眠くなっていいのです。

 

眠くなっていけないならば、もう一箇所くらいロケ地が欲しかったかな。

 

※※※

 

北海道編を観ていると、なんとなく80年代に撮影されたと言われても納得する

雰囲気に包まれる。ムツ○ロウ動物王国を思い出したのだろうか?

 

成牛の牛舎と仔牛の牛舎、それぞれにネコがめっちゃいる。生涯の多くの時間を

牛舎の柵の中で過ごす牛たちにはネコたちの存在が弾みになるのかもしれない。

 

ネコのいるところ、常に何かしらの音がある。鳥のさえずり、虫の声、風が吹き

抜け、雨が降り、吹雪が吹き付け、牛舎の換気、牛の吐息、ボートのモーター…

音とともにネコがいる。完全に静かな世界なんてないんだなぁ。

 

ネコにだってひとりひとり個性がある。オスだけどいつも妻子と一緒にいるネコ。

オスだけどいつまでもお母さんネコから離れられないネコ。彼らはどこにでもいる

ネコ。でも、特別なネコ。岩合氏は彼らを撮る。ネコの瞳は美しい。ネコを美しく

撮るならば、世界の美しさも知らねばならない。 岩合氏は世界を撮る。

 

※※※

 

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特典のポストカード。ネコマグネット付きのポップコーンセットなんかも売って

いましたが、ポップコーンが好きじゃ無い&緊急事態宣言下という遠慮も働いて

購入を断念。飲まず食わず、スクリーン内には10人もいないソーシャルディス

タンス鑑賞でした。

 

「特別映像」とは舞台挨拶が中止になった代わりの岩合さん、ナレーションの中村

倫也さん出演の座談会です。中村氏の服のセンスが私の理解を超えていました…。

 

せめてグッズが欲しかったけれど、上映終了した19時半にはもう映画館自体が

営業終了モード、売店もチケット売り場も閉まってたのですよ。本当に公開のタイ

ミングが悪かったですね…。

 

※※※ 

 

この記事を書いている間にミャンマーの政権がひっくり返ったとのニュースが入り

ました。美しい世界の薄皮をはがすと厳しい現実を突きつけられます。上のゴタ

ゴタが、インレー湖のほとりに暮らす家族とネコ家族の穏やかな暮らしに影響を

与え無ければ良いのですが…。

 

 

 映画一作目のDVDは出ていないのかな? どこかで観る方法がないかしら…。

NHK 「岩合光昭の世界ネコ歩き」 ORIGINAL SOUNDTRACK

NHK 「岩合光昭の世界ネコ歩き」 ORIGINAL SOUNDTRACK