コミック配信アプリ「ピッコマ」にて大人気連載中のファンタジー少女コミック「捨て
られた皇妃」の単行本、待望の第4巻が発売されました! 38話Ⅱ~50話まで掲載。
(ピッコマは8/12時点で112話まで公開中) 4巻表紙は珍しく赤いドレスを着た
アリスティアと天才剣士カルセインとのツーショット。何色を着ても似合います。
5巻でルブリスが来るかな…?
各殿方に熱烈なファンがついているそうですが
私は圧倒的にお父様ルート一択です。
パパがいれば何もいらないじゃないのどうせみんな似たようなイケメンなんだし。
以下、でも他の連中が嫌いなわけじゃ無いよ、美優もイット王女も嫌いじゃ無いよ
ゼナ公爵も行き過ぎてるけど悪役として必要だよ、嫌いなのは回帰前のルブリス
くらいだよ、という人間の書く感想記事です。
捨てられた皇妃 4巻
マンガ:iNA 原作:Yuna KADOKAWA フロースコミックス
「ピッコマ」にて連載中
↓3巻の感想記事はこちら
ざっくりとしたあらすじと感想
カスティーナ帝国の未来の皇后として育てられたモニーク侯爵令嬢アリスティアは
ある日突然異世界から現れた少女・美優に皇帝ルブリスの愛と皇后の座を奪われ、
皇妃(第二妃)として皇帝夫妻に尽くすことになりました。ルブリスはアリスティアを
忌み嫌い、冷たい仕打ちを与え続けた挙句に父・モニーク侯爵に反乱の疑いをかけ
処刑してしまいます。怒りのあまりルブリスを刺した彼女も16歳の儚い命を散ら
すのですが… … …気がつくと9歳の自分に戻っていました。
運命を司る神にして諸悪の根源・ビタの配慮で人生をやりなおすことになったアリス
ティアはルブリスとの婚約の破棄を目指します。でも帝国序列第三位モニーク侯爵家の
娘として、真正面から皇室に反抗することはできません。彼女が選んだ手段は騎士と
なり、モニーク家の後継者となることでした。剣術の訓練は辛いものでしたが、新しい
生活の中で転生前は心を通わせることができなかった父ケイルアンの愛情を知り、
侍女のリナや父の配下の騎士たち、そしてベリータ公子・アレンディスらとの親交に
心を温めます。さらに帝国序列一位のラス公爵家の次男兼天才剣士カルセインからも
剣術を学ぶことになります。
かつてはルブリスしかいなかった彼女の世界は少しずつ広がっていました。
しかし正式に婚約を破棄するまでは皇家とも付き合わねばならず、皇太子ルブリスの
成人式に婚約者として出席するよう要請され、苦悩します。悪夢のような未来が頭を
離れないアリスティアはルブリスに会うたび強いストレスにさらされ、ルブリスも
彼女のふるまいを不審に思っていました。
運命を変えるために精一杯努力をしてきたけれど間に合わない。頼れる父は遠征中、
不安と焦りが募るばかり。彼女が一人、密かに悩みを抱える姿を間近で見てきたアレン
ディスは、アリスティアに自分を信じて心を開いてくれるよう願います。苦しみを
一緒に背負ってくれる人が現れた…? アリスティアは意を決し、彼に秘密を打ち明け
ますが…!?
※※※
あらすじ前半は過去記事の引用ですがノベル版のアリスティア(回帰前)が皇妃=側室
呼ばわりに不快感を覚えていらっしゃったのでそこだけ訂正しました。でも「第二
妃」もなんかしっくりきませんね。「次妃」「側妃」…う~ん…言葉って難しい。
特別な友人ポジを確保していたアレンディスが致命的なミスを犯してしまった…。
頭が良すぎる人は他人を甘く見る上に理屈で考えすぎてダメね。アリスティアも
二人が出会うきっかけになった奢侈税の件を話のとっかかりにすれば説得力が増し
たのかな…と思いながら、この先明かされるアレンディスの思惑からすれば、
ここは本当に絶好の機会だったのよ…やらかしちゃったね…。
アリスティアとアレンディスがこじれた=アレンディスと特別な仲と察し気に入ら
ないルブリスは…「逃げられると追いたくなる」「人に盗られそうになると惜しく
なる」タイプなんでしょうかね? 一方の青春小僧カルセイン君は蚊帳の外で
モヤモヤと実に微笑ましい姿。ラス公爵家は家族仲良さそうで見てて楽しいです。
アリスティアはいつも何を着てもかわいいけれど4巻のお気に入りは心の静養の
ために向かった領地に到着した際のドレスです。色遣いも大きなリボンもヒラヒラ
レースなデザインも好み。このあたりまでピッコマの既公開分を「待てば0円」を
利用して毎日追いかけて読んでいたから1話1話を一回さっと読んで終わり、の
パターンが多かったのでコミックスで読み返すと新鮮な気分になりましたし、後の
展開を知ってると納得いくセリフを再発見できました。
Web掲載では全て同じサイズで読むコマを紙媒体に移す際は良く見るマンガの
様式に落とし込まなきゃいけないのでその編集作業はお疲れさまですとしか言い
ようがありませんが、帰還したお父様のひるがえるマントにもっとスペースを
割いて欲しかったなぁぁぁ!! 小さすぎるって!! 見開きでいいじゃん!!
↓同時発売のノベル版。後日感想を書きます