碧色の旗を掲げ

節操無しのレビューブログ。映画、小説、マンガ、ドラマ、イベント、とにかくマイペースに誉めたり誉めなかったりいろいろ書きたい。

TVアニメ「別冊オリンピア・キュクロス」

引き続きAmazonPrimeVideoから。実写映画化もした大人気マンガ「テルマエ・

ロマエ」のヤマザキマリ先生が、古代ギリシア東京オリンピックを目前にした

日本を行き来する草食系男子を描いた「オリンピア・キュクロス」が短編アニメー

ションになりました。 この記事の更新日時点で4話まで視聴できます。アニメの

製作現場も動かせない状態のようなので、5話以降を観られるのは当分先になり

そうですね…。

 

君はヘレネス

君はヘレネス

  • メディア: Prime Video
 

 

別冊オリンピア・キュクロス

 

原作:ヤマザキマリ  「オリンピア・キュクロス」

(集英社グランドジャンプ連載中)

放送:TOKYO MX (R2/5/20現在Amazon Prime Videoにて4話まで配信中)

 

 

 

ざっっくりとしたあらすじと感想

 

紀元前400年頃。平和の祭典オリンピック発祥の地・古代ギリシアの海辺の

小村に暮らす若者デメトリオスは驚異的な運動能力の持ち主であるにもかかわらず

争い事を嫌い壺絵師を目指すインドアオタク系男子。それでも絵のセンスがあれば

まだ救いがあるのに彼の絵師としての実力はイルカさんにも劣る有様で、彼を

競技会に出して村の知名度を上げつつ大儲けしたい守銭奴の村長から再三の催促を

受けますが、なかなか動こうとしません。好きな女性と口を利いたことすら無いの

です。

 

そんな憧れの女性、村長の娘であるアポロニアが隣村の村長のどら息子と結婚させ

られそうになります。彼女を守るためには隣村の村長との競技に勝利せねばなり

ません。屈強な村長に勝てそうなのはデメトリオスくらいですがあいにくヘタレの

デメトリオスはすっかりおびえて壺の中に逃避します。呆れたゼウスは彼に雷を

くれてやりました。

 

気を失ったデメトリオスが目を覚ますと、そこには平たい顔の連中や見たこと無い

建築物があふれた異境の地…親切なゼウスは彼を、東京オリンピック開催を間近に

控えスポーツに盛り上がる1964年の東京の、古代ギリシア研究家の巌谷教授の

お宅へと送り込んだのでした…。

 

※※※

 

感想。え~と…すみません。面白いです。私が悪かった。本屋で原作コミックスを

見かけた時からずっと甘く見ていた。笑いました。原作は未読です。

 

でも原作をwikiったら、どうも全然違う真面目な内容っぽいですね。アニメは

5分間に詰め込めるだけ詰め込んだギャグがスパルタのレオニダス王と300人の

軍勢のように攻めてきます。古代ギリシア人は大理石像風、1964年の人々は

紙芝居風アニメで描かれて区別されております。いるかが可愛いしエンディングの

吟遊詩人ホニェ―ロスの歌によって古代ギリシアの知識を深めることができます

(多分)。この好き放題やってる世界観が好きです。そのくせ手は込んでいる。製作

現場の楽しさが伝わってくるではありませんか…。日ごろの鬱屈を忘れて笑い転げ

ましょう。

 

雷で古代ギリシアと近現代日本をうろうろするところから、ヒット作「テルマエ・

ロマエ」と同じ世界のお話かもしれません。さらにもしかしたら「プリニウス」の

怪しげな世界とも同一かもしれないという恐ろしさ…。人類はまだ世界の全てを

知り終えていないのです。

 

 まだコミックスを買う決意はつかないけれど…続きを楽しみに待っています。