碧色の旗を掲げ

節操無しのレビューブログ。映画、小説、マンガ、ドラマ、イベント、とにかくマイペースに誉めたり誉めなかったりいろいろ書きたい。

萩原天晴「中間管理録トネガワ」 9巻

 冷えてきましたね。早いもので、今年も残すところ40日あまりとなりました。

「1日外出録ハンチョウ」に続きカイジ」の悪魔的スピンオフ最新刊の感想です。

 

 

 中間管理録トネガワ 9巻 

原作: 萩原天晴  漫画: 橋本智広・三好智樹  協力: 福本伸行

講談社「コミックDAYS(ウェブサイト)」にて連載中

 

 

↓前巻の感想はこちら

blueflag01.hateblo.jp

 

ざっくりとしたあらすじと感想

21世紀っぽい20世紀の某日。悪徳金融企業帝愛グループのナンバトゥー!・利根川

幸雄は暴君・兵藤会長のワガママに付き合いつつ個性溢れる部下を統率し、手強いライ

バル・黒崎を意識し多重債務者<クズ>の管理に…と毎日悪魔的な忙しさの中間管理職!!

 

さて、今日はどんな無理難題が押し寄せるのでしょうか?

 

※※※

 

意外と悪く無いの…ダスキンも……!

 

恒河沙 …10の52乗

阿僧祇 …10の56乗

那由多 …10の60乗

不可思議…10の64乗

無量大数…10の68乗  (Wikipedia参照)

 

仏教語等も混じっており、日本だけの単位じゃないらしい。「不可思議」と「無量

大数」は小学生の頃どこかで知った記憶があるのよね…。小数の単位も面白そうな

語句が並んでいました。しかし、金儲けへの欲望の強い兵藤会長を見つめながら、

例え無量大数桁のお金を貯めようと、人間はどうしても100年かそこらで命を

終えるしかないんだよな、あの世にお金を持っていけないんだよなと考えてしまい

ました…。でも恒河沙くらい貯めてくれたら相続税だけで日本の財政難が解決し

そうな気がする…。当然徴税回避手段を取ってるにしても。

 

ホラー回から始まった9巻。今回も苦労しっぱなしの利根川先生…でも会長に愛

されている気もする利根川先生の「死ぬまでにやってみたいことリスト」が登場。

オーロラを見るだけでなく、他にいろいろ…馬主になる、バク転をするは実行済み

らしい。おフランスで靴を作るのは実現可能な気がする。やっぱり上から目線で

説教垂れるのが大好きだったらしい利根川先生は海老谷と同類っぽさをかもしだす

編集者にそそのかされ、本を出すことに。マンガ家や作家にとって編集者ガチャは

相当に深刻な問題なのでしょうね。

 

帝愛のブラック企業っぷり、利根川先生の苦労っぷり、「Eカード」登場、そして

サラリーマンの処世術入門っぷり…と原点に戻った感のある9巻でしたが、その分

部下の黒服たちの影が薄かったかな。どちらかと言えば、一週間前に発売された

ハンチョウの方が何度も読み返したくなる面白さでした。サラリーマンの悲哀面が

強すぎたかなと。特に海老谷が登場するとダメ社会人トラウマが刺激されて一気に

キツくなる…(ただしサボり回は好き)って、

 

え・・・? 次巻で完結・・・・・・?

 

マジすか?  じゃあアニメ二期も無し?

 

※※ 今回の企業コラボマンガは自己責任の範囲でお楽しみ下さい。 ※※

 

↓本当に出版してる利根川先生のありがたいお言葉録

中間管理録トネガワの悪魔的人生相談 (KCデラックス)

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