碧色の旗を掲げ

節操無しのレビューブログ。映画、小説、マンガ、ドラマ、イベント、とにかくマイペースに誉めたり誉めなかったりいろいろ書きたい。

映画「ねことじいちゃん」

秋なので引き続きネコです。毎週金曜日夜の癒したる「世界ネコ歩き」の岩合光昭

氏が初めて映画監督に挑戦、JAFメイトの表紙を飾り、2/22猫の日に公開し、

我が愛知県の島で撮影されたなど、ぜひ観たかった映画です。

 

 


『ねことじいちゃん』予告編 2月22日公開

 

ねことじいちゃん

2019年公開  上映時間 : 103分  配給 : クロックワークス

原作 : ねこまき「ねことじいちゃん」

監督 : 岩合光昭   音楽 : 安川午朗

出演 : 立川志の輔  ベーコン  柴崎コウ  柄本佑  小林薫

 

 

 

↓比較対象になりそうな過去の猫映画の記事

 

blueflag01.hateblo.jp

 

ざっくりとしたあらすじと感想

 

ある小さな島に住む大吉さんは妻を亡くし愛猫のタマとふたり暮らしのお年寄り。 

昔からの友人やかつての教え子たちに囲まれ、何よりもタマのおかげでまぁまぁ

楽しく暮らしています。最近は亡き妻の料理を再現しようと奮闘中。書きかけの

レシピノートを発見し、東京から島に移住しカフェを始めた美智子さんの協力を

得て、新レシピで続きを埋めていきます。

 

タマはご近所の三毛猫ミーちゃんに夢中。狭い島で助け合いながら暮らす人々にも

ささやかながら様々な人間模様が繰り広げられます。彼らの側には常に島のネコが

いて、ネコはただそこにいるだけで、でもネコに見守られているようで…

 

※※※

 

柴咲コウさんと小林薫さんがネコ映画に出演されたのは「おんな城主直虎」の縁

なのかな~と感じたり。にゃんけい様激可愛かったなぁ…。

 

タマさん(ベーコンさん)が本当に可愛い。映るシーン全てにおいてかわいい。

大吉さんの上に乗っかって寝てるとこ本当にかわいい。他のネコさんたちもまた

素晴らしい。港にいる子、路地裏で日向ぼっこする子、ネコの集会に参加する子、

飼い主さんに抱っこされるのが大好きな子…さすが岩合さん、ネコを撮らせたら

並び立つ者無し! ネコの撮影に夢中になりすぎて人間のキャストに怒られた

だけはある! 脳内で何度も「いい子だね~♪」なる幻聴が響きました。とにかく

全編ネコづくしのネコまみれ。ネコが可愛いから細かいことは置いておけ系の

映画です。いいじゃないのネコが可愛いんだもの。大事よ、ネコは。

 

今作が映画初監督になる岩合さんは、「世界ネコ歩き」を観ていて感じるように、

あまり世の中の負の部分を写さないようです。「世界ネコ歩き」はその点を承知の

上で観てますが、日本の、人間の、過疎地暮らしをテーマにした場合、あまりに

理想的に映しすぎると一定の否定的意見が沸き上がるのは事実です…。

 

大吉さんは奥様を亡くされましたが、夫婦仲は円満でした。彼の生活は恵まれてる

方です。生活に困窮する様子は無いし、愛猫タマとたくさんの友人、趣味もあり、

息子は離れて住んでいるもののちゃんと大吉さんのことを考えてくれています。 

移り住んできた若い女性の経営するカフェもうまく行ってます。高齢者、大人、

若者3パターンの恋も見ていて微笑ましいもので、地域の人々のために仲間たちで

考えたイベントもちゃんと盛り上がります。若く熱心な医者もいます。

 

光の当たる部分だけ描くのでは足りない、厳しい現実を容赦なく映せ、と感じる

方にはおすすめしませんが、ネコちゃんたちと自然の美しい島の人々の温かく

ゆるい日々をまったり楽しみたい方は、ぜひ一度ご鑑賞ください。