碧色の旗を掲げ

節操無しのレビューブログ。映画、小説、マンガ、ドラマ、イベント、とにかくマイペースに誉めたり誉めなかったりいろいろ書きたい。

iNA「捨てられた皇妃」 2巻

放送大学の試験期間中のため、次週の更新はお休みいたします。

 

本当は今週も休んだ方がいいと思いつつ、以前ちらっとだけ触れたピッコマにて

大人気連載中のファンタジー少女マンガ「捨てられた皇妃」のコミックス2巻発売

記念に、勢い任せに感想を一気書きします。

 

 

捨てられた皇妃 2 (フロース コミック)

捨てられた皇妃 2 (フロース コミック)

 

 

捨てられた皇妃 2巻

マンガ:iNA  原作:Yuna  KADOKAWA フロースコミックス

コミック配信アプリ「ピッコマ」にて連載中

 

 

 ↓前回ふわっと触れた記事

blueflag01.hateblo.jp

 

ざっくりとしたあらすじと感想

 

「また生まれ変わったとしても 二度とあなたを愛したりしないー」

 

神託によってカスティーナ帝国の世継ぎ・ルブリスの未来の妻に選ばれ、幼い頃

から皇后となるべく教育を受けてきたアリスティア。しかしある日、皇宮の湖に

不思議な少女が現れたことで彼女の運命は一変しました。異世界から来た少女・

美優こそが本当の神託の后とされ、皇帝位を継いだルブリスの皇后になります。

そしてアリスティアは皇妃、つまり側室としてただ皇帝夫妻に尽くすだけの日陰の

身へと貶められました。

 

心を殺して愛するルブリスのために己の役割を果たそうと努力したアリスティア

でしたが、当のルブリスは美優に入れ込み、彼女の心情を慮ろうとしないばかりか

以前から抱いていた彼女への敵意を増幅させていくばかり…。そんな中、強引に

妊娠させられた子を流産。病み衰えた彼女に唯一手を差し伸べたのは父である

モニーク侯爵でした。しかし彼が皇后襲撃の疑いをかけられ、碌な取り調べも無く

処刑されたと知らされるにいたり、ルブリスから数々の屈辱を与えられても耐えて

いたアリスティアの我慢は限界を超え、愛した男を刺してしまいました。そして

断頭台の上で、生まれ変わっても二度と彼を愛さない、と誓いながら16歳にして

はかなく命を散らします。

 

…だったはずが、何者かの呼び声を聞きながら目を覚ましたアリスティアが眠って

いたのは皇宮ではなく実家のモニーク家。そしてなんと、16歳だったはずなのに

9歳の少女の姿に戻っていて… … …

 

※※※

 

流行廃りは世の常とは言え、”異世界転生したオレ超つえー!!”だの”モブが実は最強

キャラだったんだ!!”だのな物語が”内容を説明しすぎている長いタイトル”を貼り

付けて仕上がった作品がそこら中に溢れかえっている昨今、現代の若者の精神面に

思いを巡らせるほど心が重くなりますが、このコミックのオビも完全にそっち系の

アオリです。まぁ少女マンガの悪役令嬢に転生しちゃったマンガもあるそうなので

同じ系統と言われるとそうなんでしょうが、ともかくアリスティアは神様からの

償いとして、誰もが一度は望む、人生のやり直しをする権利を与えられ、いかに

してルブリスとの結婚を逃れるか、というミッションに立ち向かっていきます。

 

「一生懸命努力し続ければ、誰かが見ていてくれる」「いつかわかってもらえる」

 

日本ではよくこんなふうに言われて努力する姿を見せないことが美徳とされがち

ですが、実際は本当に誰にも気付かれないまま、全く報われずに終わるケースが

ほとんどかもしれません。やっぱりある程度自己主張、がんばってるアピールした

方が良いんじゃないかな。アリスティアの愛にも心遣いにも気付かないまま厄介

払いしたルブリスにとっても、続きが気になって検索しまくった結果によれば、

悪い皇妃がいなくなり皇帝と皇后は末永く幸せに暮らしました…とは言えない、

暗い未来が待ちうけていたようです。ただ、他人の努力を踏みにじった者たちが

後で何らかの報いを受けるのも、フィクションではよくあるスカッとする展開

ですが、現実では決して多くない気がします。

 

ともあれ、9歳に戻ったアリスティアは不幸な未来から逃れるために騎士になる

べく奮闘するさなか、逆行前は気付かなかった父や周囲の人々の優しさに触れ、

なぜ自分がルブリスに愛してもらえなかったかも知っていくことになります…。

細かいことも気になるんですよね。16歳のアリスティアがなぜあぁまで孤立して

いたのか。彼女の能力を評価し後援する者が全然いないのは不自然に見えます。

美優を襲った真犯人は誰なのか…お父様なわけがないし…。

 

そう、私は圧倒的にお父様ルート一択ですわ。

パパがいれば何もいらないじゃないのどうせみんな似たようなイケメンなんだし

政治力が弱いところが唯一最大の欠点ですが、それが美点でもあるもんなぁ…。

もしくは3巻から参戦するカルセインを婿に迎えモニーク家を継ぐのが妥当かな?

アレンディスはアリスティアには優しいけれど、何ごとも…彼女との交流すら感情

より計算(欲得という意味では無く)で考えてる節がありますし、子どものうちなら

まだしも成長したら面倒な人になる気配がします。ルブリスは…とにかく逆行前が

ひどすぎてどうにも難しいですね…というか2巻までじゃあまり語れない。

美優についてはもっと語れることがない。アリスティア目線では不快に見えても

仕方無い浅はかな娘ですが、同情の余地がありすぎます。神様しっかりしなさい。

 

 

コミックスもフルカラーです。いつでも好きなときに好きなページを開いてお気に

入りのアリスティアを見られるって良いですねぇ。コマとコマの間のキラキラした

背景が無くなってる点は少し寂しいかな。ところどころ、台詞が変わってる箇所が

あるような気がします。

 

ピッコマにて現在55話まで掲載されております。元々の韓国版や英語版などは

もっと進んでいるそうですが、日本語版は現在コミックス2巻、25話分までしか

消化されておりません。もっと発売ペースを上げてくださいませ!! まさか今現在

進行中の国同士のごたごたのために更新が止まる、なんてことはないと思いたい…

けど…ね? 商売は商売よね?ちゃんとコミックス買ったからね?

 

 

 ↓もちろん一巻もお忘れなく!!

捨てられた皇妃 1 (フロース コミック)

捨てられた皇妃 1 (フロース コミック)