碧色の旗を掲げ

節操無しのレビューブログ。映画、小説、マンガ、ドラマ、イベント、とにかくマイペースに誉めたり誉めなかったりいろいろ書きたい。

藤崎竜「銀河英雄伝説」 13巻

銀河の歴史を揺るがしたシスコン英雄伝説フジリュー版コミカライズ、第13巻の

感想です。能力不足を自覚しつつもひとまず皇帝に即位するまでは記事を書き続ける

つもりでいましたが、今後の展開はもっとごちゃごちゃしそうだしどうもこの作品に

対する意欲自体が薄くなってしまったので「銀河英雄伝説」の感想は今回にてひとまず

休止させていただきます。

 

銀河英雄伝説(13) (ヤングジャンプコミックス)

銀河英雄伝説(13) (ヤングジャンプコミックス)

 

 

銀河英雄伝説 13巻

 原作: 田中芳樹(創元SF文庫)  作画: 藤崎竜

発行: 集英社  ヤングジャンプミックス

週刊ヤングジャンプ」連載中

 

 

 

↓前巻の感想はこちら

blueflag01.hateblo.jp

 

 

ざっくりとしたあらすじと感想

 

下級貴族出身のくせに容姿端麗・頭脳明晰・冷静沈着(案外そうでもない)・高慢ちきと

全く可愛げの無い”金髪の孺子(こぞう)”ことラインハルト・フォン・ローエングラム侯爵

21歳は貴族連合を壊滅させてもはや帝国を手に入れたも同然とすっかり増長し、幼い

頃から苦楽をともにした親友・キルヒアイスの諌言が疎ましくなったからと他の部下と

同程度の存在に落ち着かせようする傲慢っぷり。ついに天罰の下る時が… … …!?

 

※※※

 

ブラウンシュヴァイク公の最後の刺客の一撃からラインハルトをかばい、キルヒ

アイスが斃れました。悲しみのあまり姉上も去ってしまいました。この取り返しの

つかない過ちをラインハルトは悔やみ続けることになります。でもキルヒアイス

本人は純真な魂を持ったまま逝けて幸せだったかもしれません。彼はあまりに有能

すぎたんです。あまりに都合の良い存在すぎたんです…。細かいツッコミですが、

お墓も、墓碑銘も、ちゃんとご両親の許可を取った上で造ったんでしょうか…?

完全に私物化してね? …なんて男の友情やロマンの欠片も理解して無いことを

考えてしまうから私はやはりこの作品に向いていないと思います。

 

(オーベルシュタインのおかげで)最後に残ったやっかいな存在・リヒテンラーデ

公関係の処分はあっさり済んでしまいました。あとは名ばかりの皇帝がおります

が、自我らしい自我があるのかも分からない少年に待ち受ける運命はいかに…?

 

 

一方、遠征の社会的混乱の続く自由惑星同盟側ではついに軍事クーデターが発生。

首都星ハイネセンと近隣惑星を抑えたグリーンヒル大将率いる「救国軍事会議」。

確かに政権は腐敗しきっていましたが、彼らの掲げる主張もまた独善的かつ横暴で

民衆の自由とはほど遠い代物でした。イゼルローン要塞ヤン・ウェンリーはどう

立ち向かうのでしょうか?

 

 

あの極端な造形のフェザーン工作員は今後も登場するようですね。オーベルシュ

タインは不審に感じながら泳がせている様子。後まで多くの遺恨を生み出す冷徹な

参謀・オーベルシュタインですが、なぜか老犬に懐かれました。老犬は極端な容姿

じゃなくて良かった。でもこんな不気味な人が買い物に来たら肉屋さんはちょっと

くらいびびってもいいと思う…。

 

結局、ラインハルトが(単品では)好きになれませんでした。キルヒアイスも都合の

良い聖人すぎて、ヤンも以前優しい人と感じたけれど、この人引退したいと言い

つつなんだかんだで自分の思いついた様々な策を実行してみたい欲があったように

見えます…。