碧色の旗を掲げ

節操無しのレビューブログ。映画、小説、マンガ、ドラマ、イベント、とにかくマイペースに誉めたり誉めなかったりいろいろ書きたい。

士貴智志「進撃の巨人 Before the fall」 16巻

はい、レビューの時間です。 もうじきTVアニメ3期放送の再開する「進撃の巨人

スピンオフコミック第16巻です。

 

進撃の巨人 Before the fall(16) (シリウスKC)

進撃の巨人 Before the fall(16) (シリウスKC)

 

進撃の巨人 Before the fall 16巻

原作:諌山創  小説版原作:涼風 涼  漫画:士貴智志 

小説版キャラクターデザイン:THORES 柴本

発行:講談社  シリウスKC  月刊少年シリウス連載中

 

 

 ↓前巻の感想はこちら

blueflag01.hateblo.jp

 

ざっくりとしたあらすじと感想

 

調査兵団に与えられていた活動期限が迫っていました。立体起動装置の訓練はひと

まず目標を達成し、壁外遠征部隊の編成を終えていました。新兵ローザは立体起動

装置選抜メンバーで固めた10班の班長に抜擢されました。いつもの仲間たちや、

死者状態から社会復帰させてもらえそうだけど偉い人から”人外規格者”認定されて

いるため今回は目立てないキュクロやカルディナも一緒です。

 

運の悪いことにこの数日雨が降り続けていました。地面がぬかるみ、馬の機動性が

損なわれるとなると巨人との戦いに圧倒的に不利となります。憲兵団のグロリア

隊長に派遣された監察官のシャビィはカルロ隊長に決断を迫りますが、いくら調査

兵団の存続がかかっているからといて無謀な出撃をして隊員を犠牲にするわけに

いきません。このまま雨が降り続ければ、遠征の取りやめもあるかも…。

 

幸い、雨は止んでくれました。遠征を前にキュクロとシャルルは二人だけの時間を

過ごします。”巨人の子”と呼ばれて生きてきたキュクロは己の運命は巨人の影と

ともにあるものと、立体起動装置を使い巨人を倒すことを己の使命と定めていま

した。しかしそんなキュクロにシャルルは自分自身のこれからを、みんなと一緒に

生きる未来を考えるようにうながします。壁の外から無事に帰ってきたら…。

 

約一年ぶりの調査兵団壁外調査が始まります。首尾を見届けるつもりだったグロ

リア隊長は突然中央から呼び出されて不在。彼らを見送るのはかつて巨人を倒した

英雄・ホルヘ教官や立体起動装置の開発者アンヘルに駐屯兵団のマリアたち、

そしてシガンシナ区に住む普通の人々でした。(猫師匠は元気かな?)

 

15年前侵入した巨人に愛する者を奪われ、憎悪と無念を抱きながら絶望の中に

封じ込めていた人々の、それでも諦めきれなかった声を聴きながら、必ず巨人を

倒してみせる、と決意を新たにする調査兵たち…門が開きます。

 

暫定の目的地は現在地図ができているシガンシナ区の門から約10km地点のオア

シスです。たった10km。されど膨大な犠牲の上に拓いた10kmです…。調査

兵団は各班が一定の距離を取って行動していました。ローザ班長率いる10班が

オアシスで休憩していると遠方に”巨人発見”の信号弾が上がります。現場に向かう

途中で天候が悪化した上、産まれて初めて壁外の見知らぬ世界に立つローザたちは

現在地を見失ってしまいます。幸いベテラン班長率いる他班と合流できましたが、

途中巨人に襲撃された荷馬車隊の”残骸”を発見。これはもう無理か?引き返すか?

選択を迫られるローザ班長は進むことを決断しました…。

 

一方、先行していたカルロ隊長の班。シャビィ監査役が付いてます。信号弾の

上がった地点で彼らを待ちうけていたものは…!? 

 

※※※

 

とうとう壁外遠征が始まりましたね! この緊迫感…巨人の恐怖はまさに原作の

初期にさんざん見せつけられたものです。そうそうこれこれ。戻ってきましたね!

どんな腕の立つ兵も一瞬先にどうなるか分からない恐怖…!! ここからが本当の

地獄の始まりですね…ローザの仲間たちだってどうなるか分からないもの…!

 

巨人が来る南側=つまり比較的安全な北側の壁外調査は進めなかったのかしら。

特権階級はウォール・シーナや北部に集まってそうだから許可しなかったのかも。

壁外北側のどこかにあるという町”ナラカ”の謎もこのまま放置する気?

 

ある目標に向けて何があっても諦めずに貫く強い意志は尊いものです。しかしその

想いが行き過ぎれば狂気になります。ここでくじけたら今までの努力が、犠牲が

全て無駄になる…と戦い続けてますます代償を払う場合もあるのです(覚え立ての

心理学によると”サンクコスト効果”と言う)。ホルヘ教官は数多くの教え子を死地へ

送り出した自分の狂気に薄々気付いていました。現在は息子のカルロが調査兵団

隊長として必死にがんばっております。実は”団長”じゃないのよね…。

 

…と、考えると自分を無能と認められて身を引いたキース団長はそんなにダメな

人じゃなかった気がしてきました。カルロ隊長の器は、巨人の恐怖に屈しかけたり

事故にあったり苦労した甲斐があって晴れて班長になったローザの器は、他の兵

たちの器はいかに…!?

 

この時代の調査兵団のシガンシナ本部はエレンやリヴァイ班が使用した古いお城

なのかしら…それにしては町が近すぎるかな? 確認できていません。

 

あれこれ推測するだけで少しもはっきりしたことを書けていませんけど、

シャルルちゃんはもうちょっとお兄ちゃんのことを考えてあげるべきだと思う。

シャビィの身を案じていたのは”狐<フォックス>”の人。このまま順調に巨人を倒し

めでたしめでたしとなると思えないし、前巻で彼にスポットが当たったことだし、

この先まだ何か出番があるかも…。

 

 

 ↓感想記事を休止しましたけど読んでます。ますます大変そうです。

進撃の巨人(27) (講談社コミックス)

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