碧色の旗を掲げ

節操無しのレビューブログ。映画、小説、マンガ、ドラマ、イベント、とにかくマイペースに誉めたり誉めなかったりいろいろ書きたい。

映画「アサシン クリード」

有名な洋ゲーシリーズの実写映画化作品です。歴史の影に埋もれた、秘宝をめぐる

闇と闇の勢力の戦いの記憶が科学によって蘇る…!! 私はこのシリーズの初期作品に

ついてある程度情報を持ってる+ノベライズを一冊読んだくらいで細かいことまで

把握しておりませんが、大体雰囲気が出ていたんじゃないかな。

 

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アサシン クリード(Assassin's Creed)

2016年 アメリカ合衆国製作  配給 : 20世紀フォックス

上映時間 : 115分  原案 : ユービーアイソフト「Assassin's Creed

監督 : ジャスティン・カーゼル   音楽 : ジェド・カーゼル

出演 : マイケル・ファスベンダー  マリオン・コティヤール

        ジェレミー・アイアンズ

 

 

ざっくりとしたあらすじと感想

 

少年時代に実の父親によって母を殺されたカラム・リンチは自身の暴力衝動を抑え

られず成人後とうとう殺人を犯し、法の裁きにより死刑が執行されました。しかし

彼は再び目を覚まします…どこかの医療施設の中で。カラムは若き研究者ソフィア

から、世界から暴力を無くすための研究に協力を要請されます。うまくいけば彼の

暴力衝動を無くすことができる、新しい人生をやりなおせると言うのです…。

 

アゴスターゴ財団の開発した遺伝子記憶再生装置「アニムス」を用いてカラムの

遺伝子に眠っている先祖「アギラール」の記憶を呼び戻し、彼がどこかに隠した

秘宝「エデンの果実」を手に入れることがソフィアの目的でした。あくまでも

カラムの「自由意志によって」協力させることにこだわり、科学の力で暴力を根絶

できると息巻くソフィアでしたが、彼女の父、アゴスターゴ財団CEOのリッキン

博士の胸の内には娘とは異なる思惑がありー

  

ー1492年、グラナダイスラム勢力が駆逐される直前のスペイン。「エデンの

果実」を守っていたグラナダのスルタンは、異端審問官トルケマダ神父率いるテン

プル騎士団から幼い我が子の命を盾に脅されていました。果実を守るために王子の

保護を試みる暗殺教団の戦士の一人がアギラールでした。カラムは「アニムス」の

副作用に苦しみながらもアギラールの記憶を追体験していきます…。

 

※※※

 

フィクションの世界でよく怪しい秘密組織っぽい扱いを受けるテンプル騎士団

このシリーズにおける彼らの真の目的は、人間のDNA情報をコントロールできる

「エデンの果実」を手に入れて人類を管理・支配することによる世界平和でした。

(何千年もかけ、血を流し続けてまでやる価値があることと認めるかはそれこそ個人

個人の”自由意志”次第) 現在は巨大複合企業「アゴスターゴ」を運営するかたわら

「アニムス」を開発し、果実の行方を知っていそうな者の末裔を集めて遺伝子退行

実験を繰り返していました。当然ながら心身に強い影響を及ぼす実験であり、収容

されている人々の多くが精神を病んでいます。カラムは最後に果実を手にしたと

される「アギラール」の直系にして最後の末裔としてターゲッティングされたの

です。その血筋であることは、彼の両親の悲劇にも関わっているようですが…。

 

歴史の影に潜み、権力者たちを裏で操るテンプル騎士団に対抗する唯一の組織が

「暗殺教団<アサッシン>」でした。圧倒的な戦力差でありながら固い掟と結束に

より戦い続けてきた組織です。常にフードをかぶり、影に身を潜め、クールに

暗殺を決める…非常に厨二病心をくすぐる存在です。

 

映画内では恐怖の異端審問官トルケマダ神父、スペイン・カトリック両王夫妻など、

実在した歴史上の人物が顔出ししています。原作ゲームシリーズでは十字軍時代の

パレスチナ(もともと暗殺教団はこの時代のイスラム系宗教組織の一つ)から始まり、

ルネッサンス期のイタリア(チェーザレ・ボルジアが敵役で登場)、さらには大航海

時代などが舞台になり、毎回歴史上の有名人が敵・あるいは味方として多数登場

します。とても長い戦いなのです。

 

「鷹の目」「イーグルダイブ」「壁登り(パルクール)」など、アサシンクリード

お約束をだいたい魅せてくれつつ(ダイブする高さに対して生存可能なワラの量との

釣り合いを計算したらしい)、アクションシーン多め。全体的に暗めだけど重厚感

溢れる映像美。しかし原作のゲームをノータッチのまま、いきなりこの映画を観て

世界観に入り込むのはかなり難しいかと思われます。予備知識があってもすっきり

しないストーリーだけど、まぁ雰囲気は出てます。ジェレミー・アイアンズが出演

しててびっくり。

 

一番強烈な感想:115分のうち15分エンドロールって長くね?

 

いくら最近の映画製作には手間がかかるからって、長すぎでしょうよ…。