碧色の旗を掲げ

節操無しのレビューブログ。映画、小説、マンガ、ドラマ、イベント、とにかくマイペースに誉めたり誉めなかったりいろいろ書きたい。

TVアニメ「魔法使いの嫁」 第9話感想

公式副読本「SupplementⅠ」のフォロー範囲を越えるのでサブタイトルの翻訳が

できない問題はWikipediaのまほよめのページを見れば解決するようです。第9話の

感想です。三分の一を過ぎました。

 

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mahoyome.jp

TVアニメ「魔法使いの嫁」 #9

- None so deaf as those who will not hear. -

原作: ヤマザキコレ魔法使いの嫁」 ブレイドコミックス 刊

制作: WITスタジオ

 

 

 ↓前回の記事はこちら

blueflag01.hateblo.jp

 

None so deaf as those who will not hear.

 → 「聞こうとしない者ほど、耳の聞えない者はない」

ざっくりとしたあらすじと感想

カルタフィルスはキメラの素材に使おうと狙っていた黒妖犬がチセと結び、自分の

放ったキメラを倒したことであっさり手を引きました。チセに”ルツ”という新しい

名を与えられた黒妖犬はようやくイザベルへの想いに区切りをつけ、チセの”使い

魔”<ファミリア>としてともに生きていくことに…。

 

…あれから2週間、チセの消耗はさほどひどくなかったようで、ルツも新しい家に

慣れてきたところですがエリアスはずっと部屋に籠もったまま出てきません…。

チセが困っていると、シルキーからお小遣いを渡されルツと一緒に家を出されて

しまいました。そこをちょうど様子を見に来たアンジェリカと出会い、一緒におで

かけします。いろいろ買って、魔力の生産を抑える指輪の調子も見てもらった帰り

道、アンジェリカに学校のことを尋ねられます。チセが今の生活で十分満足だと

答えたのに対し、彼女のさらなる返しは胸に突き刺さるものでした。

 

「それは依存じゃないのかい?」

 

エリアスしか見ようとしないチセの行く末を案じた言葉でしたが、チセは己の中の

怒りをさらけ出してしまいます。そしてすぐに後悔します…。なんでもいいから

居場所が欲しいと思っていたチセは、いつのまにかエリアスに捨てられなく無い、

嫌われたくないと思い始めていました。

 

アンジェリカと別れ、日が暮れた頃に帰宅したチセ。エリアスの様子を見に行くと

真っ暗な部屋の中に引っ張り込まれました。いつもの姿を保てずにいるエリアスの

頼みでそのまま腕の中におさまるチセ。暗い部屋に人ならざる怪物と二人だけ…。

恐ろしくないのは、幼い頃母にかけられた”呪い”のせいだろうと感じるのでした。

 

「あなたなんか産まなきゃよかった」

 

…翌朝チセが目が覚ますと、エリアスの姿がありません。何か重要な夢を見た気が

しますが…。心配して探しに出かけるチセを、エリアスを愛しているのだ、と

とらえるルツ。ちなみに彼はチセと行動しやすいように少年の姿に変身するように

なりました。

 

サイモンさんの教会など、村中を探し回る途中できれいなバラの咲く庭のある家の

前を通りかかり、家の持ち主の初老の男性に声をかけられます。彼の肩には美しい

女性の姿をした妖精”リャナン・シー”<詩人の恋人>が…。チセが自分の姿の見える

”夜の愛し仔”<スレイ・ベガ>と気づきフレンドリーに接してきます。

 

男性、ジョエルさんはチセをお茶に誘ってくれました。ジョエルさんの書いた

小説を読ませてもらいながら、若い男に才能を与える代わりに血を吸うはずの

リャナン・シーがジョエルさんに何もせずただ寄り添ってる様子を見守るチセ。

彼女はずっと昔バラの庭でジョエルさんと目が合った気がして以来、離れがたく

なってしまったのだそうです。ジョエルさんにとっても、その一瞬の出会いは

何よりも替えがたい特別な瞬間だったようです…彼女がずっとすぐ側にいることに

気づけなくても。

 

また一つ、愛の形があることを知ったチセは…。

 

※※※

 

メモ
  • 公式副読本によれば、サイモンさんはキリスト教徒で神父だから、という理由に加えて彼はエリアスの監視という職務のために神父をやっており、特別信仰心が厚いわけではない…という二重の意味で”隣人たち”に”うさんくさい”と思われるそうです。いい人なんだけど、”お隣さん”は厳しい…。
  • チセが「シルキーにおみやげはあげられない」と何度か言っているのは、家事妖精<ブラウニー>である彼女は贈り物を一切受け取らないためだそうです。感謝の気持ちを伝えるには暖炉に一杯のミルクを備えること…。かのハリー・ポッターシリーズに登場する”屋敷しもべ妖精”ドビーとその同族などもぼろぼろの格好をしているけれど服をあげるとたいへんな非礼にあたるそうなので、彼女も似たような感じなのかと。館の主人はエリアスですが、彼女は妖精=”夜の愛し仔”に惹かれるからか、”奥様”と認識しているチセ本人を好ましく思っているのか、エリアスよりもチセの方に肩入れする場面がちょこちょこあります。
  • チセの母の名は「智花」。
みどころ
  • リャナン・シーの目のやり場に困るぷるんぷるんの以下略
  • ジョエルさんちの庭のバラ(さすがガーデニングの国)

 

チセの”魔法使いの弟子”としての生活がひとまず軌道に乗ったため、周囲の人々に

よる「口出し」が始まりました。もちろん彼女の将来(人としても、次世代の魔法

使いとしても)を考えて口を出すわけで、まっとうな人間として当たり前の行動な

わけですが…複雑な生い立ちのチセや人間ですらないエリアスにとっては現状

「余計なお世話」でしかありません。この世界で二人だけで生きていくことは

かえって難しいことなのでしょう。

 

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