碧色の旗を掲げ

節操無しのレビューブログ。映画、小説、マンガ、ドラマ、イベント、とにかくマイペースに誉めたり誉めなかったりいろいろ書きたい。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅳ 「運命の前夜」

5作目劇場公開中だか終わっただかの時期に4作目の感想。なかなか準新作料金に

ならないんだもんなー…。中身詰まりすぎてあらすじを追うだけで精一杯ですが、

なんとか頑張ります。あ、セイラさんは今回出ません。 その代わりシャアにとって

もう一人の重大な女性である”彼女”が現れます。…はたして彼らが本当に出会う

べきだったのかは分かりませんが…。 

 


機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 予告第2弾

機動戦士ガンダム THE ORIGINⅣ 運命の前夜

2016年公開  上映時間: 68分

原作: 矢立肇  富野由悠季機動戦士ガンダム

マンガ原作・総監督:安彦良和  角川コミックス「機動戦士ガンダム THE ORIGIN

音楽: 服部隆之  キャスト: 池田秀一  古谷徹  銀河万丈  他

 

 

 

 ざっくりとしたあらすじと感想

 これまでのあらすじ↓過去記事参照(大塚明夫ボイス約7分間分)

blueflag01.hateblo.jp

 

UC0077。スペースコロニーサイド3・ガーディアンバンチは長い間忘れて

いた歓喜の声に包まれていました。人々の目を釘付けにしていたのは連邦軍の治安

出動を阻止したジオン士官学校の候補生たちのパレードです。先頭を飾るは「暁の

蜂起」事件の立役者ガルマとシャア、そしてゼナ。その後に続く、犠牲になった

士官候補生たちの遺影の中に、シャアの元ルームメイト・リノの姿も…。

 

当然、攻撃された側である連邦軍は激怒します。さすがにガルマを罰せられず、

監督責任者のドズル校長に責任を取ってもらうことになりました。その上でデギン

議長はサイド3に駐屯する連邦軍を退去させます。両者の憎悪は深まるばかり…。

 

父に叱責され士官学校の校長は解任と傷心のドズルは「暁の蜂起」の真の首謀者

シャアを除隊させます。シャアは地球に行くことにしました。もし、再招集される

こととなったら、モビルスーツパイロットにして欲しいと言い残して…。

 

シャアの要望を心に留めつつ、ドズルは先の事件で自分の足止め役になったゼナ

候補生に決死のプロポーズ…!! ORIGINはシャアの設定年齢が上がっている為、

同期のゼナも一応20歳を越えているはずですが、一歩間違えるととんでもない

セクハラ校長…でも愚直なドズルだから許される、作中貴重な癒しシーンです。

(なぜかこのシーンのBGMはかなり和やか)

 

 

少し時が流れ…シャアは地球のマナウス(ブラジル北部)で土木作業用の”モビルワー

カー”乗りとして土方の仕事に励む毎日を送っていました。すっかり地球に馴染んで

いるご様子…。ある日、彼はマナウスのカジノで荒稼ぎする男に連れられた褐色の

肌の少女と出会います。男のボロ勝ちの裏にこのララァという少女の力があると

気付いたのはシャアだけではありませんでした。マナウスのカジノのマフィア共

からララァを守ったシャアは、彼女を宇宙へ連れて行くことにしました。

 

 

ジオンと連邦両者の緊張は時間とともに高まる一方。もし戦争になれば戦局を左右

するのは「モビルスーツ」の存在だと、連邦側とて気付いていました。連邦と提携

してモビルシーツを開発している民間企業アナハイム・エレクトロニクスのテム・

レイ開発部長(連邦の技術士官設定から変更になったようです)は、ジオンのモビル

スーツの進化に危機感を抱いていました。自分の主導する「RX-78」計画が思う

ように進んでいないことも…。そんな折、ジオンからの亡命を決めたモビルスーツ

開発の先駆者・ミノフスキー博士に会うために月へ行くことになった彼が仕事の

合間にサイド7の自宅に帰ると、留守番させっぱなしの一人息子アムロの世話を

焼くご近所の少女フラウ・ボゥが登場。ひとりぼっちのアムロ君ともっとお話して

あげてくださいとお節介を焼かれても、アムロのあまりのだらしなさにテムの口

から出てくるのは小言ばかり…。

 

 

そして翌UC0078・月面都市グラナダ。ミノフスキー博士の決死の亡命作戦が

始まると同時にザビ家のキシリアが極秘に月に到着しました。極秘行動は博士や

キシリアだけでなく、ランバ・ラル大尉率いるモビルスーツ小隊が月面を隠密活動

中でした。最近モビルスーツ乗りになったという生意気な若造、すでに「赤い奴」

扱いの例のヤツとの合流を目指しています。

 

ミノフスキー博士の乗った車がグラナダからアナハイムの工場のあるフォン・ブラ

ウン市へ向かう長い旅路の途上に襲いかかったランバ・ラル隊5機。博士の救援に

向かったアナハイム製「モビルスーツ」・ガンキャノン隊12機をあっという間に

全滅させ、史上初のモビルスーツ同士の戦闘(非公式)に巻き込まれたミノフスキー

博士もテムの目の前で死亡しました…。作戦成功と聞き、ほくそえむキシリア

でした。

 

 

そしてUC0078・10月24日。ジオンは共和国から公国政への移行と連邦

からの独立を宣言し、「ジオン公国」となりました。連邦側が独立など認めるはず

ありませんが戦争回避の努力が続く一方、一般の人々にとって戦争はまだ現実の

ものではなく、サイド7ではアムロとフラウが不良のカイ(留年)とその仲間にから

かわれたりしながらクリスマスのことを考える、普通の暮らしをしていました。

アムロは学校の勉強より、父の部屋で見つけたモビルスーツRX-78」の設計図の

方に夢中のようです。しかし、全ての人類にとって戦争の気配は確実に迫りつつ

ありました…。

 

翌・UC0079、人類の運命の一年が始まります。1月3日、ジオン公国は地球

連邦に対し宣戦布告。宇宙に大艦隊を派遣し月の都市を占領。戦闘の目玉はやはり

モビルスーツでした。月のジオン艦隊の中には、赤いモビルスーツの姿が…。

 

 

※※※ 

 

 

ガンダムはとにかく派生作品が多いので、登場するキャラクターもどんどん極端な

イメージが定着していったのですが、今回はなんと あのゴップ(大将)が

大物に見える…!! でもレビル(中将)はいつの間にかフルネーム持ちに

なっていたのにゴップはゴップのままみたいです。他にもテムの苦労や彼なりに

息子への愛情を持っていたこと、気苦労じゃ負けていないランバ・ラル大尉に、

黒い三連星のチンピラっぷりに呆れたり…キシリアは暗躍してる方が輝いてる…。

今まで名前だけの存在だったミノフスキー博士は何を思って亡命を決意したので

しょう? ジオンから用済み扱いされたから? ジオンのモビルスーツの行き着く

先に恐怖したから…?

 

ファーストガンダムはあくまでアムロ視点の物語だったから、敵はただ襲ってきた

から倒す対象であり、父は乗り越える前に自壊してしまった人、連邦軍は腐敗して

いて…など、一面でしか知ることは出来ませんでした。しかし、ORIGINで

改めて彼らの視点が映し出されると、(例え後付けでも)みんなこんなにがんばって

現状を切り開いてきたのに、本当に、本当に、なんであんな根暗なメカオタクの

ガキに全部持って行かれるんだ…!? と、ひどく理不尽な気分になりました。

かといって、この物語で最も深く背景を語られたであろうシャアは全然好きになれ

ないんですけどね…冷たすぎて。

 

 

と、いうわけで息切れをしつつ次回を待て。

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