碧色の旗を掲げ

節操無しのレビューブログ。映画、小説、マンガ、ドラマ、イベント、とにかくマイペースに誉めたり誉めなかったりいろいろ書きたい。

魔法使いの嫁 8巻

人外×少女が静かなブームですね。「贄姫と獣の王」って少女マンガも少し気に

なって読もうか迷ったのですが、獣の王様はたびたび長髪イケメンの姿になる

ようで…なんか違うなぁ。せめて短髪の筋骨隆々のおじさまなら読んだかも。

少女漫画じゃ難しいですね…というわけで「魔法使いの嫁」8巻感想です。 

 

※若干のネタバレを含みます

 

魔法使いの嫁  8巻

著者: ヤマザキコレ  発行: マッグガーデン ブレイドコミックス

月刊コミックガーデン連載中

※ ずっと「マッ”ク”ガーデン」と勘違いしておりました…

 

 

 ↓前回の記事はこちら

blueflag01.hateblo.jp

 

ざっくりとしたあらすじと感想

竜の国から連れ去られた竜のヒナを取り戻すためロンドンのオークションに参加

したチセとエリアス、学院<カレッジ>の面々。しかし錯乱状態のヒナは競売中に

突然成長し、暴れ回りました。チセは竜を止めるために単身竜に取り付き、荒れ

狂う魔力を吸い上げました。それは負の感情が多分にこびりついたものであり、

つまりチセは竜のヒナを救った代わりに呪いを身に受けてしまったのです。元々

短命を宿命付けられたチセの身体はさらに呪いに蝕まれることになりました。

 

自分が人の役に立てたことを喜んだ途端に迫り来る死への恐怖に襲われるチセ。

一刻も早く呪いを解かねばならない…でも彼らの周囲の誰一人竜を生かしたまま

呪いを解く方法が分かりませんでした。諦めずに一緒に探そうと微笑むチセの手を

取りながら、エリアスは内心焦っていたのでしょう。オークション会場でチセが

知り合った魔女の集会にも参加しましたがやっぱり収穫無し…と思ったら、”ある

方法”の手がかりを示されます。

 

チセを失いたくないエリアスの選択を知ったとき、チセは…

 

※※※

 

こじれてきました。

 

チセはエリアスに引き取られて以来、エリアスや同業にあたる魔法関係の人間だけ

ではなく一般人、そして妖精などの”隣人”たちとの絆も確実に育んでいました。

しかしエリアスはチセの心の成長に追いつけなくなっていたのでしょうか? 限ら

れた時を生きる人間の少女と長い時を生きた魔法使いの成長速度が異なるからだと

断定するより、やはり人間と人ならざる者は本当に互いを理解し、心を通わせ合う

ことの難しさと考えるべきでしょうか? いつかは両者を隔てる深刻なズレに打ち

のめされないか? と心配していた時がとうとう訪れたようです。

 

チセが本気で怒ってしまいました。夫婦…パートナーだからこその怒りなので

しょうから夫婦の諍いで例えると旦那が自分に内緒で旦那両親との同居を決め

ちゃった奥様レベルでキレてます。さらに旦那名義で二世帯住宅の新築契約も

終わってたくらいの怒りかもしれない。とにかく怒ってます。

 

でも、元はと言えばチセが危険なことばっかりするからのような気もしますし…。

(前巻の感想でも言いましたがエリアスを含めて周囲の連中がキャラが濃いわりに

大して役に立たないせいでもあるし…) 人間の倫理感によるブレーキを外せば、

エリアスの気持ちも分からないでもありません。誰よりも何よりもチセが大切なん

だから、他の何にも代えられないのだから。ちょっと非難されすぎのような…。

あるいは「竜を殺す」という選択ならまだ理解されたのかしら。(自分の都合で)

別の手段を選ぼうとした点が余計に怒らせたかもしれませんね。

 

そして乱入者のせいもあるけど夫婦に大切な「話し合い」をすることなく、チセは

またエリアスが追いつけない速度で走り出してしまいました。異なる行き先。8巻

表紙絵は象徴的ですね。ここで終わられたら続きが気になるじゃない…! 簡単に

戻って来ないんでしょ? なんとか円満に収まって欲しいけど…全員が無傷で済む

はずがないし。やっぱりチセの大切な人が不幸になったらチセも不幸になるよ。

あぁ…。

 

10月開始のアニメ公式サイトはこちら↓から

http://mahoyome.jp/

 

…気の早いことにもうBlu-rayボックス全4巻の発売が決まってるってさ…私は

”まほよめ”の露骨な商売路線が好きじゃ無いんですが、取りあえずキャンペーンの

応募台紙1枚、応募券が2枚になりました。今応募すれば抽選でポスターが当たる

かもしれません。できればトレカカードセットが欲しいんだけど、あと2冊何かを

買えと言われると困ります。公式原作ガイドブックなら買う気になれるかなぁ…。