碧色の旗を掲げ

節操無しのレビューブログ。映画、小説、マンガ、ドラマ、イベント、とにかくマイペースに誉めたり誉めなかったりいろいろ書きたい。

映画「メン・イン・キャット」

帰省しないし暑くて外に出たくないから家に籠もってます。だって暑いから。

暑いけど掃除はやります。というわけで今回は夏は辛そうな長毛種ネコが主役の

映画です。最近夏休みだよネコまつり!! 状態ですね。

 


『メン・イン・キャット』予告編

 

メン・イン・キャット  (原題:Nine Lives)

2016年公開  製作国 : フランス・中国  上映時間 : 87分

監督 : バリー・ソネンフェルド  配給 : ヨーロッパ・コープ

音楽 : エフゲニー・ガルペリン  サーシャ・ガルペリン

主演 : ケヴィン・スペイシー  ジェニファー・ガーナー

 

 

ざっくりとしたあらすじと感想

アメリカの大企業「ファイヤーブランド」社のCEOトム・ブランドは一代で会社を

築いた典型的なワンマン社長。仕事中毒で愛する家族を放置しがちでした。先妻の

子である息子と一緒に働いていますが立派な男にするため厳しく接しています。

トムが北半球一高い自社ビルの完成を目の前にはりきっている裏側で社内では

経費のかかるビル建設やトムの横暴ぶりに不満が溜まり、手っ取り早い資金集めの

ために株式を上場しようという話も浮上。トムは一蹴しますが…。

 

トムは現妻との間に生まれた娘の11歳の誕生日プレゼントに自分は嫌いなネコを

せがまれ、嫌々ながら適当に立ち寄った路地裏のうさんくさいペットショップで

自分に懐いた青い目のもふもふした成猫を購入します。ついでに買ったエサ皿に

書かれていた「Mr.Fuzzypants(ミスター・もこもこパンツ)」がそのネコの名前に

なりました。うさんくさい店主からの忠告をスルーして娘の誕生パーティに駆け

つける前に新ビルに寄ったトムは屋上で秘書とトラブルになり、ネコとともに屋上

から転落してしまいます。

 

トムは一命を取り留め、救助されました。担架で運ばれるトムを見つめるトム…

あれ? なんとトムの心はネコに移っていました。ネコが好きじゃないのにネコに

なってしまったトムはそのまま我が家に引き取られます。家族に自分がトムだと

理解してもらおうと奮闘しますが、全く気付いてもらえず、いたずら好きの困った

ネコだと苦笑いされます。どうしよう???

 

何が起こったのか理解しているのはあのペットショップの店主。人間に戻る方法

ではなく何故ネコになったのか考えろ、とトム(ネコ)に言いました。意識を失った

ままのトム(人間)の姿に悲しむ妻と娘…娘にとって「Mr.もこもこパンツ」はパパ

からもらった大切な贈り物でした。ネコの存在は母子の心の慰めになりました。

トムは家族を顧みなかったことを後悔し始めます。

 

一方、ファイヤーブランド社ではトムが昏睡状態なのをいいことに会社の乗っ取り

計画が進行していました。トムの息子は父の会社を守ろうと戦いますが…

 

はたしてトムは人間に戻り、家族の絆を取り戻し、会社を守りきることができるの

でしょうか?

 

※※※

 

監督が「メン・イン・ブラック」シリーズのバリー・ソネンフェルド監督だから

この邦題がついたようです。原題は「Nine Lives」…「ネコには9つの命がある」

って言葉からきているんですね。ネコ好きとしては情けない話、私はこの言葉を

魔法使いの嫁」を読むまで全く知りませんでした。でも以前書いたアイヒマン

実験の件も含め、一度知る=チャンネルが開くとどんどん入ってくるもんですね。

 

トムの娘・レベッカがめちゃくちゃかわいいです。この子を元気づけるためなら

仕事人間のお父さんだってネコらしく振る舞うでしょうよ!! レベッカは危うく

Mr.もこもこパンツをもらう代わりにネコの聖地「田代島」ツアー行きにされる

ところでしたが…海外でも有名なのね。

 

コメディ映画らしくところどころで他映画のオマージュと思われるシーンが見受け

られます。どれがどれとはっきり覚えていないんですが、多分。上映時間が短い

わりにトムの家族関係がややこしいこと(アメリカの金持ちなら結婚離婚を繰り返し

どっちの家族も面倒看て家族同士でしょっちゅう会うのも普通のことなのかしら?

面倒くさい…)、トムが中に入ってる時のネコの動きが人間的すぎてあまり可愛く

ない点はマイナスかな、と。ネコ映画なのにネコが微妙って重大な欠点では…?

 

全体的な感想としてはいつものように「家族で楽しく観るにはいい映画」という

逃げ口上を使わせていただきます…。まぁ、深く考えずみんなで気楽に楽しめる

映画も大切だけど。こんなわけでアメリカが舞台のフランス・中国製作の映画を

見終えて、今から真面目でこの映画の3倍近い長さの「ルートヴィヒ」を観ます。

古代ローマ人が英語をしゃべってる作品はいくつか観てきたけど、ドイツ人(バイ

エルン人)がイタリア語しゃべってる映画はなんだか不思議な気分。それに変わった

髪型の王様だなぁ…。

 

 

 評価 : 短いけど2回観ときゃいいか。

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