読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

碧色の旗を掲げ

節操無しのレビューブログ。映画、小説、マンガ、ドラマ、イベント、とにかくマイペースに誉めたり誉めなかったりいろいろ書きたい。

インデペンデンス・デイ:リサージェンス

シン・ゴジラ」と同時期に日本公開された作品です。公開当時の大統領クリントン

氏の支持率を上げたとか噂されたSFパニック映画のまさかの20年後の続編。今回は

ヒラリー女史を意識したような女性大統領が登場するからうっすらと因縁を感じます。

それは置いておいても「シン・ゴジラ」と比較して考えさせられる点が多かったです。

圧倒的な存在の襲来による人類存亡の危機、防衛に対する意識、トップの交代、上映

時間がほぼ同じ、なによりも監督はその名を聞いたゴジラファンを悩ましい顔にさせる

ローランド・エメリッヒ氏、などなど。ただし海外でも決して好評を得られたわけでは

ない作品のようだからアメリカ人の感覚を代表する映画とは言えないんですけど。

 

ちょっと忙しい時期に入るのでしばらく更新を減らします。もしくは「進撃の巨人

アニメ2期でごまかすかもしれません。

 

※ ネタバレあります。

 


【映画】インデペンデンス・デイ:リサージェンス (予告) - リアム・ヘムズワース,ジェフ・ゴールドブラム,ビル・プルマン 原題:INDEPENDENCE DAY: RESURGENCE

 

インデペンデンス・デイ:リサージェンス

2016年公開  製作: アメリカ合衆国  上映時間: 120分

監督: ローランド・エメリッヒ

音楽: ハロルド・クローサー  トーマス・ワンカー

主演: リアム・ヘムズワース  ジェフ・ゴールドブラム  ビル・プルマン

 

 

ざっくりとしたあらすじ

 

エイリアンの襲撃から20年。30億人もの犠牲を出しながらも辛くも勝利した人類は

争いを捨てて結束し、宇宙船から技術を吸収することで重力から解放され、文明は

格段に進化を遂げました。月や太陽系の各惑星に進出し、防衛基地を建設。再び攻撃

されたとしても万全の対策を取っていたはずでした。

 

エイリアンとの戦いの勝利の日でもあるアメリカ独立記念日の式典を間近にした世界

各地ではかつてエイリアンと接触した人々の共感現象が始まっていました。そして

地球に接近する不審な球体が発見され、新手の侵略者ではないかと警戒した大統領は

これを撃墜させます。

 

それから間もなく巨大なエイリアン母船が現れます。月の防衛ラインを簡単に突破した

母船は地球に降下し、重力波北大西洋沿岸の都市をなぎ払いました。エイリアンの

目的は地球の核を破壊して地球のエネルギーを根こそぎ奪い取り、滅ぼすこと。彼らの

習性を調べた結果、母船のプラズマドリルが地核に到達するまでに母船の”女王”を撃破

すればエイリアンは撤退するはずと推測されました。再び人類の反撃作戦が始まり

ますが…

 

※※※

 

感想:いろいろ詰め込みすぎて整理されてない。観ていて疲れる。 

 

対エイリアン作戦が最初からうまくいかないのは仕方ないとしても、宇宙船内部からの

脱出劇(myトラウマ映画「宇宙戦争」で主人公たちの隠れてる民家にエイリアンが

入ってくるシーン並にいらない)とか最終的にエイリアンの女王=巨大モンスターとの

戦いになってしまったりと余計な要素が多いし、世代交代を意識したとはいえ取り

上げる人間関係が多すぎます。何が何だか…。

 

先のエイリアンの襲撃から20年後、すなわち2016年の世界が現実と違って人類の

結束とエイリアンの技術を手に入れて理想的な平和な日々を送っているそうですが、

そんな説明がされる冒頭部の時点でひどく白々しく、かえって感情移入しづらくなり

ました。そのくせ、根本的に「自由とは戦って得るもの」であることを確信していて

(依然核兵器保有しています)、これからも戦い続けることを示唆した終わり方でした

から。それと随分と月と地球の移動が気軽になったようですねー。

 

単純にシンゴジを讃える踏み台にしたいわけではありません。やっぱりCG技術の面に

おいては本場アメリカが圧倒的です。前作の音楽を取り入れたり、序盤の主人公の

行動が伏線になっていたところも良し。よくも悪くも即断即決できる指導者がいる

ことはうらやましいですしね…。でも、シンゴジはゴジラの撃退に目的が搾られて

シンプルな作品だったんだなーと改めて感じています。こっちはシンゴジで可能な限り

削られた要素”人間ドラマ”が2時間の中にこれでもかというほど詰め込まれており

ました。どの程度かって、今から並べますよ?

 

前作の主人公だったウィル・スミスは大人の事情でテスト飛行中に事故死したことに

なってて妻はストリッパーから病院の責任者になっていて(教育の機会の大切さを知る)

義理の息子は父の遺志を継いで空軍パイロットになっててプレッシャーが大きくてでも

主人公じゃなくて、主人公は訓練中に彼を殺しかけて以来緊張関係の暴走型飛行士で

今は月面基地で地味な仕事を押しつけられていて相方も20年前に家族を亡くしたから

主人公と家族同然の仲で”英雄の息子”と一緒に赴任してきた中国系女性パイロットに

一目惚れして彼女は主人公を疎ましく思う月面司令官の姪っ子だったりして、主人公の

婚約者は20年前にエイリアンと戦った最大の英雄ホイットモア大統領の娘で彼女も

元々はパイロットを目指していたけど、父親が体調を崩したから面倒をみるためにパイ

ロットを諦めて女性大統領のスタッフをしていてその大統領がシェルターを襲撃されて

殉職後、大統領継承権を持つ唯一の生き残りだった愛妻家の軍人さんが聖書に宣誓して

(世界が融和したと言いつつ未だにこの点に何の疑問もないんでしょうか?)新大統領に

なり世界中にメッセージを発信し、ホイットモア元大統領も弱ってる場合じゃ無いと

パイロットたちに激励を送りつつ娘のためにパイロットに復帰するハッスルぶり、もう

一人の英雄である天才エンジニア・デイヴィッドは別世界で散々恐竜に追い回されて

もうたくさんだろうにまたエイリアンに追い回される羽目になって調査で訪問した

アフリカで昔の恋人と再会(前作の元奥さんとは別の人)して、彼を追いかけてきた

軟弱な会計官はエイリアンが攻めてきてから戦うことに目覚めてかつてエイリアンに

殺された家族の復讐に燃えるアフリカの部族長と凸凹コンビ状態になり、前回エイリ

アンに殺されたと思った科学者オーキンは実は生きていて20年もの昏睡状態から

目覚めるなり早速ハッスルして長年寄り添ってきた助手を喜ばせてというか同性愛

関係なわけででもまぁこれは全くの無害だから生暖かく放っておくとして、一方デイ

ヴィッドのお父さんはエイリアンの攻撃から辛くも生き残って身寄りを無くした子ども

たちに拾われてさらにスクールバスを子どもたちごと拾って一緒に息子のいる”エリア

51”に向かったらエイリアンの女王との最終決戦に巻き込まれて…

 

…おなかいっぱいでしょう???

 

評価: 20年前に映画館で前作を観ていなかったらおそらく手にとっていなかった

けれど借りたからには3回視聴。