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碧色の旗を掲げ

節操無しのレビューブログ。映画、小説、マンガ、ドラマ、イベント、とにかくマイペースに誉めたり誉めなかったりいろいろ書きたい。

藤崎竜「銀河英雄伝説」 5巻

銀河の歴史をゆるがしたシスコン英雄伝説のコミカライズ版5巻目です。姉上ご本人は

出てきませんが弟は相変わらずシスコンです。相変わらず原作未読です。ネタバレ有。

 

 ↓前回の記事はこちら

blueflag01.hateblo.jp

 

5巻はユリアンが表紙かな?と思ってたら今回から登場の軍人二人組でしたねー。

 

銀河英雄伝説  5巻

 

原作: 田中芳樹(創元SF文庫)  作画: 藤崎竜

発行: 集英社  ヤングジャンプコミックス

週刊ヤングジャンプ」連載中

 

 

下級貴族出身のくせに容姿端麗・頭脳明晰・冷静沈着(案外そうでもない)・高慢ちきと

全く可愛げの無い”金髪の孺子(こぞう)”ことラインハルト・フォン・ミューゼル20歳

そこそこは第三次ティアマト会戦にて大貴族の息のかかった嫌がらせを受けたにも

かかわらず同盟軍のホーランド艦隊を壊滅させた功でとうとう大将の地位にまでのぼり

つめ、皇帝陛下から専用旗艦”ブリュンヒルト”を下賜されてご満悦。大将になっても

まだ親友にして副官キルヒアイスと一緒に慎ましい下宿暮らしです。

 

ある雨の晩、一人の若い男が彼らの下宿を尋ねてきました。”金銀妖瞳”=オッドアイ

ロイエンタール少将。親友のミッターマイヤー少将が皇帝の縁戚である大貴族ブラウン

シュヴァイク公の親族を非道な振る舞いを理由に処刑した報復で拘束され、彼を救出

するためにラインハルトの助力を乞うたのです。彼らに力を貸せば強大な権力者を敵に

回すことになりますが、元々相容れぬ存在とみなしていた連中と戦うことで比類なき

名将二人の忠誠と大貴族に不満を持つ若い将兵たちの声望を得られるならば、と快諾

します。そして、ブラウンシュヴァイク公の甥で特権意識の塊であるフレーゲルに拷問

されていたミッタ―マイヤーを奪還。ブラウンシュヴァイク公の意向により事件は

穏便に片付けられますが、やはり根に持ったので次の同盟軍との会戦でフレーゲルを

参謀としてイゼルローン要塞に送り込み、ロイエンタールやミッタ―マイヤー共々

ラインハルトを葬り去ろうと画策しました。

 

ミュッケンベルガー元帥から3倍以上の数の艦隊を相手に戦うことを命じられたライン

ハルトは大貴族の姑息なやり方に憤慨する反面、ようやくブリュンヒルトで戦える

喜びに胸を震わせていたのでした…

 

 

…まぁ、可愛げの無いラインハルトのことだからどうせ最後は勝っちゃうんだろう

けど、今回も同盟軍の中にヤンの姿があるから一悶着も二悶着も起こると思われます。

 

※※※

 

相変わらず戦争における人的損耗と資源の浪費が気になって仕方ない作品ですな…

ホーランド提督だってラインハルトから「評価すべき点が多々あった」とフォローが

入りましたけれど、結果だけ見れば誤った英雄観に取り憑かれた挙句万にも及ぶ将兵を

道連れに無駄死にしたってだけですし…。本人の散り際が潔かった点はまだ良かった

ですが、やっぱり死んだら終わり。そこに美学を感じることはできません。

 

でも半年ごとにまた艦隊を編成して出撃してドンパチすることを何十年何百年繰り返し

…って話だから銀河単位だと何でも無いことなんでしょうか? スケールがでかすぎて

想像がつきませんね。帝国の大貴族は惑星をいくつも所有してるとかで…帝国の連中は

いちいち大仰な名前ですけど、原作の帝国貴族どもは名前と態度が偉そうなだけで

ラインハルトに簡単に蹴散らされる雑魚っぷりだったから漫画版は少し手強くなって

見せ場が増えているとどこかで聞きまして…それはともあれ、戦争をしなきゃならない

ならさっさと終わらせるに限ります。ラインハルトがこんな無駄な消耗合戦を早く終結

させてくれることに期待したいです。

 

野心に目を輝かせているラインハルトと反対に全然英雄になる気がないのに今後政治に

関わらされて対帝国の矢面に立たされなきゃならないらしいヤンが気の毒ですね…