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碧色の旗を掲げ

節操無しのレビューブログ。映画、小説、マンガ、ドラマ、イベント、とにかくマイペースに誉めたり誉めなかったりいろいろ書きたい。

ボマーン「悪のボスと猫。」

「007」シリーズのプロフェルドやポケモンロケット団長サカキを代表する、

「ワイングラスを片手にペルシャ猫を抱く悪の組織のボス」の新星、ここに誕生!!

 

元々はpixiv(イラスト交流サイト)やtwitter等、WEBで投稿していた2Pマンガが出版社の

目に止まり雑誌連載→描き下ろしを加えて単行本化、というきわめて現代的な流れに

乗った作品のようです。本屋で平積みされてるのを目撃した瞬間発動した「買ったら

私の負けだ!!」的な葛藤と1週間ばかり戦った結果、やっぱり買いました。でも負けで

いいです。

 

悪のボスと猫。 (アクションコミックス)

悪のボスと猫。 (アクションコミックス)

 

悪のボスと猫。

著者: ボマーン   発行: 双葉社  アクションコミックス

漫画アクション」「月刊アクション」連載中

 

 

 

あらすじ:恐ろしい悪のボスが不敵に笑いながら猫を飼っている恐ろしいマンガ。

 

 

…本当にただこれだけの説明で片付いてしまうところがまず恐ろしいんですが、この

悪のボスは若い頃に拾った長毛種の猫だけでは飽きたらずさらに4匹もの猫を買って

います。しかもボスなのにけっこう自分自身で行動します。(猫のごはんは部下に買いに

走らせていますが)ボス自ら飼い主が何様だろうが知ったこっちゃないという非常に猫

らしい猫である5匹の飼い猫にカリカリを与え、襲いかかる刺客を撃退した見事な足

裁きで床に転がした猫をぐりぐりし、得意のダーツを猫が気にして危ないから吸盤式の

安全ダーツに持ち替え、自慢のナイフ裁きで段ボール箱を切り刻みお手製爪研ぎを完成

させ、たぐいまれな審美眼を発揮し(?)通販サイトで新たな猫グッズを物色します。

楽しそうで何よりです。

 

ボスは自分の猫たちだけでなくよその猫にも優しい強欲ぶりです。何故かボスの敵で

すら猫が好きです。猫好きの謎の結束が悪の世界でも息づいている…!!

 

これだけでも十分恐ろしいのにさらに限界まで無駄をそぎ落とし、登場人物の名前も、

顔も、セリフすら無く、ほとんどボスの「ククク…」「フフフ…」「フハハハ…!」な

笑い声だけで読者は状況を理解できるのです。恐ろしいでしょう?

 

でも悪は悪だろ! 猫好きなら何をしても許されると思ったら大間違いだ…! という

まっとうな人間のまっとうな感情をあざ笑うかのように、彼らが具体的な

悪事を行っている姿が一切出てきません…!!

なんて恐ろしい人たち…!!

 

私が確認できたボスの悪事は、本屋に侵入して本棚に並んだ「悪のボスと猫。」の

単行本を店員に黙って平積みコーナーに移動させたこと、ただ1つです。…あぁ、

だから私の目に入っちゃったんだ…だから買っちゃったんだ…恐ろしい悪のボスめ!

 

 

ナンバリングが無いから1巻だけで終わりかな? と思ったのですが、現在も連載が

続いている様子。いつか2巻が発売されるかもしれませんね…!

 

 

「ねこあつめ」の実写映画ってそろそろ公開でしたっけ?

ペティオ (Petio) ねこあつめ ハウスデラックス

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