読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

碧色の旗を掲げ

節操無しのレビューブログ。映画、小説、マンガ、ドラマ、イベント、とにかくマイペースに誉めたり誉めなかったりいろいろ書きたい。

映画「オデッセイ」

本日、新パソコンのやたら時間のかかるプログラム更新が終わったら再起動前まで

観ていたDVDが観られなくなってしまった為、対処してたらこんな時間。

もしかしてwindows10ってめちゃくちゃめんどくさい…?

 

というわけでかなり時間をくってしまった分、簡潔に「火星ひとりぼっち」の映画の

感想を書きます。

 

 

オデッセイ (原題:THE MARTIAN)

2015年(日本は2016年)公開  製作:アメリカ  上映時間:141分

原作:アンディ・ウィアー  監督:リドリー・スコット

音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ

出演者:マット・デーモン  ジェシカ・チャステイン  クリステン・ウィグ

 

 

火星有人探査に参加したマーク・ワトニー宇宙飛行士はチームメンバーとのミッション

中に遭遇した大嵐から退避する為脱出艇に向かう途中、アンテナの衝突により行方が

分からなくなります。宇宙服が破損し交信不能になった彼を死んだとみなしメンバーが

脱出した後、嵐が去った火星の原野でワトニーは目を覚まします。

 

水も空気も食料も無い、地球から遠く離れた危険な星にたった一人取り残された彼の

生存をかけた孤独な戦いと、救出のために奮闘するNASAの姿を世界中の人々が

注目するのでした…。

 

※※※

 

邦題「オデッセイ」の語源はギリシア神話に登場する智将オデュッセウスの漂流譚。

作中ギリシア神話の神様の名前がつけられた宇宙船が出てきますし、悪くないかも。

 

取り残された彼が目覚めて最初にしなければならなかったことは傷の痛みと酸素残量の

危機に襲われながらハブ(居住ユニット)に戻り、自らの手で身体に刺さったアンテナの

破片を摘出すること。しかしそれで助かっても地球からあまりに遠い火星に一人きり、

水も酸素も食料も足りない。地球との交信手段も無い。もし救助が来たとしても何年も

先のこと…この過酷にして絶望的な環境の中でも彼は生存のためにやらなければ

ならないことを整理し、手持ちのカードから実行可能な手段を導きだし、きっちりと

優先順位をつけて問題を解決していきます。これが論理的思考ってやつか…!! と

驚嘆いたしました。

 

宇宙飛行士になるには頭の良さや体力はもちろん協調性やメンタル面の強さも必要だ

そうですがその中でも彼の精神の強靱さは特筆すべきです。この状況なら気が狂っても

おかしくありませんもの。たまたま植物学者だったというのは若干ご都合主義ですが。

手術の時消毒してないけど化膿しないの…? いや、そもそも火星にはばいきんが

いないのか…って程度のぼんやりした知識や理解度ですから彼のがんばりっぷりに

ついてあまり詳しい説明ができず残念です…。

 

NASA側もいろいろでして、絶対に救出しよう! と意気込む人がいれば組織の体面を

気にしたりリスクが怖くてワトニー一人のために思い切ったことができない偉い人も

います。が、やはり世界最高峰の宇宙開発技術の結集した組織ですから、やる気の

ある人さえいればどんどん協力者が集まってきます。偉大な先人たちから新しい発想を

持つ若い研究者、果てはアメリカ国外からも…。

 

ワトニー救出作戦が中国の支援により成功したことも忘れてはいけません。

一人の宇宙飛行士を救うために国家を超えて協力するいい話…これも中国の存在感が

増していることを表していますね…時代を受け止めなくては。でも、最近の映画に

しては、ましてやこんなハードなテーマにしては重苦しくなく、きれいにハッピー

エンドで終わったなぁという印象です。アップな洋楽がふんだんに流れるのも悲壮感が

減じた要因でしょうか。

 

 

新PCのセットアップやインストール作業などに追われながらなんとか3回観られ

ました。やはり141分は長いです…。