碧色の旗を掲げ

節操無しのレビューブログ。映画、小説、マンガ、ドラマ、イベント、とにかくマイペースに誉めたり誉めなかったりいろいろ書きたい。

×××HOLiC・戻 4巻

 先日「魔法使いの嫁 6巻 - 碧色の旗を掲げ」の感想記事で少し触れた作品です。

そういえば新刊まだかなー?なんて思っていたら店頭に並んでました。

現在なかよしで「カードキャプターさくら」を再連載中で絶好調のCLAMP作品。

「ツバサ ニライカライ編」ともリンクしています。

 

読んだけど話がよく分からない…そりゃそうだ3巻発売から2年経ってるもの!!

覚えてないよ!! …というわけで1巻から読み返すはめに。でもそもそも”戻”って

ついてない前作全19巻から続いてるわけでして…しかも「ツバサ」を途中離脱して

しまったからあらすじも分かっているのかいないのか、どうまとめたらよいのやら…

 

×××HOLiC・戻(4) (KCデラックス ヤングマガジン)

×××HOLiC・戻(4) (KCデラックス ヤングマガジン)

 

 

×××HOLiC・戻 4巻

 

著者:CLAMP  発行:講談社  ヤンマガKCデラックス

ヤングマガジン連載中

 

 

※ (ホリック・レイ)と読みます。 holic=依存症

 

四月一日君尋(わたぬき きみひろ)は幼い頃両親を失い一人暮らしをしている高校生。

彼は人には見えないはずの存在”アヤカシ”を視る力を持ち、常に脅かされていました。

ある日四月一日がアヤカシに追われて逃げ込んだ場所は、対価と引き換えにどんな

願いも叶える店でした。彼はその視る力を無くし、アヤカシに狙われないように

してもらおうと、対価として店で働くことになります。

 

「この世に偶然は無い。あるのはただ必然だけ」

 

四月一日は願いを叶える店の店主・壱原侑子(いちはらゆうこ)やゆかいな同居人の

横暴っぷり、同級生の百目鬼の鉄面皮な態度や九軒ひまわりへの片思いに悩まされ、

パシリにおさんどんに雑用にツッコミにと常にこきつかわれながらも健気に尽くす

いいヤツでした。そんな中で店の客である人間、時には”アヤカシ”や、彼らと接し

または人の強い念によって起こる怪異に巻き込まれながらも、かつて人とすぐ隣に

あった不思議な世界を、そして自分が一人ではないこと、大切な人たちに大切に

思われる自分自身をも大切にし、自己犠牲ではなく自分のできる範囲でできることを

努力することを学んでいきます。

 

しかし、四月一日と出会うために店を作り、守っていた侑子は願いを果たし、

消えてしまいました。突然の別れを受け入れられずいつか侑子が戻ってくる日を

信じて待つために、彼女の跡を継いで店の主になる決意をした四月一日は…

 

 

前作「×××HOLiC」のあらすじはこんな感じです。続きである「×××HOLiC・戻」は、

まず別世界を旅する小狼(シャオラン=自分の出生と関わる存在)たちの助けになる

道具を集めることから始まりました。ちょっと仕掛けがありまして、謎解きが

行われたのは3巻。4巻からは以前から四月一日に好意を持っていた座敷童の危機と

いう新たな問題が発生します。清浄な世界でしか生きられない座敷童は今の世の

穢れに耐え切れず、このままでは呪いの源になってしまうそうです。

 

雨童女(あめわらし)など座敷童を大切に思う者たちがなんとしても守りぬこうと

必死にがんばっています。幾重にも張り巡らされたガードを突破し、座敷童に蓄積

された呪いの力を得ようとするほど強大な存在ってのが今後出てくるかもしれないと…

でもこれバトルマンガじゃないから四月一日たちの努力の結果、思わせぶりで

終わるかもしれません。

 

本当に怖いのはアヤカシでなく、人の思念なのです。

 

オカルト、民俗学など雰囲気重視なのはいいのだけれどやたら抽象的だったり

古き尊き存在から遠ざかり科学文明や環境汚染の進む今の世の中に対してやたら

説教くさかったり思わせぶりな前フリばかりでなかなか話の意図が見えないことも

相変わらず。この先だって座敷童を保留にして別の話に入るかもしれませんし…。

待たされまくってイライラすることもありますが、気長に付き合わなくては

いけませんね。四月一日だってずっと侑子さんを待ってます。

ポジティブに考えればあまり時間をかけずにさっと読めるってことですから!

 

四月一日の友人・百目鬼(どうめき)君が助手をしてる大学教授が本人出てこないのに

独特のキャラクターを持ってて気になります。何者なんだろ? CLAMP作品は

スターシステムを採用しているから、いつか別作品なりでそれっぽい人が登場する

かもしれませんね。というか百目鬼君の家族、大きなお寺の跡取り息子が四月一日

ために負傷したり店に入り浸ったり進路決めたりでけっこう無茶してるってのに

あまり気にしてる感じしませんね。おおらかだなぁ…爺さんも変わり者だし…。

 

ヤングマガジンに連載してるしゲストキャラクターはだいたい美女・美少女ですが、

女性向けの作品のような気がするのは作者さんがたへの先入観ゆえでしょうか?

でもお色気振りまいてた侑子さんいなくなっちゃったし。侑子さんを待ち続けた

四月一日がどうなったかは前作の最終巻で分かってるから、やっぱり切ないです。

二人は恋愛感情というより母子の関係に見えますね。「戻」の連載が続くことで

何らかの救いが見えてこればいいのですが。holic=依存症の意。もしかして

四月一日が侑子さん依存症なのかな…?

 

 

例に倣って特装版が同時発売しております。

2005年劇場公開作品「×××HOLiC 真夏ノ夜ノ夢Blu-Ray同梱。

BD付き xxxHOLiC・戻(4)特装版 (講談社キャラクターズライツ)